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ケレンとは?

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ケレンとは、塗装リフォーム工事を行う際に、汚れや錆(さび)などが付着した旧塗膜を落とす工具の名前、又は作業の総称の事です。また、「目粗し」と言って、塗料が付着力がUPするように、表面にあえて凹凸の傷をつける作業も含めてケレンと言われています。主に鉄部(屋根・鉄階段・雨戸の鉄部分・トタン)で行われる作業です。

・目粗し・足付け
塗料との密着性を向上させるために、サンドペーパーやコンパウンドなどの研磨材と用いて表面にキズをつける作業

素地調整工程の一つ→ケレンの必要性

目粗し・足付けを含めた作業の事をケレンと言いましたが、鉄部ではこのケレン作業がとても重要になってきます。鉄部についてある汚れや錆をしっかりと落とさずに、塗料を塗布してもしっかり塗料が付着してくれませんので、すぐに剥がれてきたりなど、本来の耐久性を発揮しません。その為、ケレン作業を行い、しっかり汚れや錆を落とし、かつ、目粗しをして表面積を広げる事で密着性を向上させる必要がある訳です。

この工程を怠ると、いくら良い塗料を使ったとしても、キレイに仕上がりませんし、すぐに剥がれてくるなど、せっかくの塗装が意味のないものになってしまいます。

ケレンの種類~1種、2種、3種、4種について

ケレン作業には種類があり、どこまで落とすのかで異なってきます。

1種ケレンとは~ブラスト工法や酸洗浄

腐食が激しい際に用いられますが、一般住宅ではなく、橋梁や船舶の防食目的で行われる内容となります。赤錆や黒皮(ミネスケール)をブラスト工法や酸洗浄で完全に除去します。

・ブラスト処理
表面に研磨材と高速で吹き付け、表面の洗浄する方法

噴射ノズルと回収用ホースが一体になっている事でブラスト処理と同時に研磨剤や粉塵の飛散を防ぐバキュームブラスト工法、噴射と回収を別々に行うオープンブラスト工法などありますが、一般住宅ではやりません。

2種ケレンとは~ディスクサンダーやワイヤーホイールなどの電動工具で除去

旧塗膜や錆をディスクサンダーやワイヤーホイールを使って除去します。かなり錆がひどい時に行います。費用も高く一般住宅ではなく鉄骨構造物で行われる内容です。錆の状況にもよりますが、進行具合によっては交換したほうが安くすむ事もあります。

3種ケレンとは

活膜(まだ十分な密着性がある塗膜)は残して錆や浮いている塗膜を除去します。鉄筋コンクリート(RC)や戸建ての多くは3種ケレン。ワイヤーホイル、ディスクサンダーなどの電動工具、ハンマーやスクレーパー、ワイヤーブラシなどの手工具を併用して使います。

酷いさびでなく部分的な錆がある場合に行われます。

4種ケレンとは~目荒し(足付)

下地が良い状態の場合は、粉化物や汚れをサンドペーパーをつかったりして除去します。

ケレンの単価・相場について

1種から4種まで説明してきましたが、一般住宅では3種ケレン、4種ケレンを行うことが多いです。単価について内容でわかるかと思いますが、作業が大変になるにつれて高くなったいきます。

1種は一般住宅では行わないので割愛しますが、2種ケレンで1500円~2000円/m2、3種ケレンで600円~1000円/m2、4種ケレンで400円/m2が大体の相場価格となります。

2種と4種を比較すると分かりますが、料金が5倍になっていると思います。

例えば65m2で計算してみると、

2種ケレン:2000円×65m2=130000円
3種ケレン:1000円×65m2=65000円
4種ケレン:400円×65m2=26000円

2種と4種とでは10万円以上差があります。塗膜の状態でケレンにかかる費用が変わってきますので、費用の事を考えると、錆がひどい状況になる前に(2種ケレンになる前に)、塗装を検討した方が良いと思います。

ケレンの語源について

ケレンの語源が英語の「クリーン(clean)」からきているという説があり、ネイティブの発音が「ケレン」と聞こえたとの話しなのですが、以前、ある塗装業者のホームページに書かれていたのは確認したのですが、現在その内容が削除されていたので、正しいかは疑問・・・。

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